2009 年6 月24 日 テクトロニクス、組込み機器設計・検証の デバッグ時間を大幅に短縮する新オシロスコープを発表 新製品 MSO 3000シリーズ・ミックスド・シグナル・オシロスコープが、 組込みシステム設計のデバッグにおける価格と性能の最適バランスを実現
日本テクトロニクス株式会社(取締役社長 米山 不器 TEL 03-6714-3111)は本日、新製品「MSO3000シリーズ・ミックスド・シグナル・オシロスコープ」を発表します。MSO3000シリーズは、アナログ信号、デジタル信号、シリアル信号を1台で観測し、解析することができます。最大4つのアナログ・チャンネルと16のデジタル・チャンネルを備え、100MHz~500MHzの周波数帯域、5Mポイントのレコード長、2.5GS/sのサンプル・レートを備え、システム・デバッグ・ツールとして優れた性能と価格バランスを実現しています。今回、テクトロニクスの MSO/DPOシリーズにMSO3000シリーズが追加されたことにより、100MHzから1GHzまでの周波数帯域で切れ目ない製品ライン・アップが提供できることとなりました。テクトロニクスはこの製品群によって、複雑な組込みデバッグ・プロセスに関わる開発エンジニアの作業の効率化、簡易化を強力に支援します。 今日の組込みシステムの設計エンジニアは、デジタル信号、アナログ信号、シリアル・データ信号観測のいずれにも対応できるオールインワンの計測ソリューションを求めています。マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、 FPGA、AD、DA、シリアル・バス、パラレル・バス、組込みオーディオ、電源など、さまざまな統合型コンポーネントをシステム・レベルでトラブルシュートする場合、こうした柔軟性は特に重要です。また同時に設計エンジニアは常にコスト削減も求められており、このような状況において、様々な信号観測を1台でこなし、優れた性能と多チャンネルを装備した MSO (ミックスド・シグナル・オシロスコープ)は、組込みシステムの設計とデバッグにおいて最適なツールです。 テクトロニクス、バリュー・スコープ製品ライン、バイス・プレジデントのボブ・ブルーム(Bob Bluhm)は、次のように述べています。「計測上の複雑な問題を発見し解決するには、信頼性が高く正確な計測器が必要です。オシロスコープのリーディング・カンパニーであるテクトロニクスの製品は、この点で多くのお客様に支持をいただいています。今回のMSO3000シリーズの登場で、MSO/DPOシリーズは完全なポートフォリオとなりました。テクトロニクスは、組込みデバッグに関わる開発エンジニアにとって最適な機能と価格で、幅広い製品ライン・アップをご提供します」 ミックスド・シグナルの設計と解析のために、MSO3000シリーズには16のデジタル・チャンネルが装備されています。デジタル・チャンネル部はオシロスコープのインタフェースに統合されているため、操作がしやすく、ミックスド・シグナルに関わる問題を容易に解決できます。またロジックの表示は、ロジック・ハイがグリーン、ロジック・ローがブルーと色分けされ、信号をスクロールしなくても、論理ステートが容易にわかります。各ロジック信号はグループ化してラベルを付けられるため、セットアップ時間も大幅に短縮できます。MagniVu®(マグニビュー)高速アクイジションも付加されており、10,000ポイントの波形を最高8.25GS/sのサンプル・レート(121.2ps分解能)で取込めます。デジタル波形の測定において、非常に高い分解能でタイミング測定が行えるので、従来のMSOよりも細いグリッチも取込むことができます。 MSO 3000シリーズは、設計デバッグの各ステップを効率よく進めるためのさまざまな機能が装備されています。毎秒50,000波形の波形取込レートと輝度階調を持ったデジタル・フォスファ技術により、間欠的に発生する問題を容易に検出できます。問題箇所が分かるとパラレル、シリアルのパケット内容を含むトリガ機能で、異常信号、グリッチにトリガします。あらゆる入力信号に対してトリガでき、すべてのアナログ信号、デジタル信号、シリアル信号の相関も自動的にとることができます。さらに、Wave Inspector®(ウェーブインスペクタ)により、特定のイベントをすべてのアナログ信号、デジタル信号、シリアル/パラレル信号から自動的に検索することが可能です。検索したイベントすべてに自動的にマークを付け、マークしたポイントにワンボタンでジャンプできるため、イベント間をすばやく移動できます。29種類の自動測定機能、拡張波形演算機能も装備され、シリアル・バス解析、 パワー解析、 HDTV ビデオ・トリガなどのオプションも用意されています。 MSO /DPO3000シリーズは、MSO/DPO4000シリーズや MSO/DPO2000シリーズなど、テクトロニクスの他の MSO/DPOシリーズ・ベンチトップ・オシロスコープと同様に、組込みシステム設計エンジニアの設計性能の改善と製品の市場投入までの時間短縮に貢献します。シリアル・バスのアプリケーションでは、1つの信号にアドレス、コントロール、データ、クロック情報が含まれているため、イベントの分離は容易ではありません。MSO/DPOシリーズには、I2C、SPI、RS-232/422/485/UART、CAN、LIN、I2S/LJ/RJ/TDMのシリアル・バスを自動でトリガ、デコード、サーチする、強力なデバッグ・ツールをオプションで用意しています。 解析モジュール MSO/DPO3000シリーズ・オシロスコープには、電源回路の自動測定やHDTVビデオの解析に対応するモジュール・オプションも用意されています。長時間のバッテリ動作や低消費電力実現のため、電源回路設計エンジニアは電源品質、スイッチング損失、高調波、SOA(安全動作領域)、変調、リップル、スルー・レート(di/dt、dv/dt)をすばやく正確に解析し、電源品質に関する国際規格、国内規格にも準拠する必要があります。DPO3PWR型パワー解析モジュールは、オシロスコープ本体に組込んで使用でき、オシロスコープ上のボタン操作だけで再現性の高い電源回路の自動測定が行えます。PCや複雑なソフトウェアのセットアップも必要ありません。またDPO3PWRBND型パワー解析パッケージは、よく利用されるパワー測定/解析のための基本ツールをセットでご提供するもので、単品でのご購入と比べ25%以上も低価格でご提供します。 ビデオ・エンジニアは、MSO/DPOシリーズ・オシロスコープの高速な波形取込レートと輝度階調による信号表示により、ビデオ信号を詳細に観測することができます。またIREまたはmVによる波形目盛、フィールドによるホールドオフ、ビデオ極性、オートセット機能によるビデオ信号表示など、規格独自の機能を利用することもできます。オプションのDPO3VID型HDTVビデオ・トリガ・モジュールは、HDTVおよびカスタム(非標準)ビデオの優れたトリガ機能を備えています。 MSO 3000シリーズには、NI LabVIEW SignalExpress™ Tektronix Editionのベーシック・バージョンが無償で添付されています。プロフェッショナル・バージョンにアップグレードすることもでき、200種類以上の測定、解析、レポート機能が追加されます。プロフェッショナル・バージョンはSIGEXPTEとして発注できます。 販売開始 本日より テクトロニクスについて テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。60年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界19カ国で事業を展開しています。詳しくは、www.tektronix.comをご覧ください。 日本テクトロニクスは、米テクトロニクスの100%出資の日本法人です。詳しくは、www.tektronix.co.jpをご覧ください。 お客さまからのお問合せ先 日本テクトロニクス株式会社 お客様コールセンター TEL 03-6714-3010 FAX 0120-046-011 URL http://www.tektronix.co.jp/
Tektronix 、テクトロニクス、MagniVu 、Wave Inspector はTektronix, Inc. の登録商標です。本プレスリリースに記載されているその他すべての商標名および製品名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。 |